ここでは、買い取り業者を活用した本の売却の手順を取り上げます。
単純にこれだけの本を売ればよいという方と、そうでない方もいらっしゃるようですので、実家に比較的、幅広い分野で大量の本をお持ちの方を想定しています。
お手持ちの本やCD等の把握
まず、お手持ちの本やコミック、CD、フィギャー等でどのようなものがどれだけあるかをもれなく把握します。
この段階で、買い取り専門店に関しても、Webで情報を把握しておき、区分分けの参考とします。
また、当然かもしれませんが、今後も有用な本や読みたくなりそうな本は区別しておきます。
業者の選定
まず、実店舗を持たないインターネット上での業者の場合、運営のためのコストがあまりかからないため、従来の古本屋と比較して、比較的好条件の買取を設定しうることもあるようですので、このような業者をWeb検索等により調べて、取引の候補となりうる業者を洗い出すのがよいかもしれません。
蔵書やお手持ちの本や各種媒体の種類や量によって違ってきますが、複数の専門的な買い取り業者と1〜2の多くのジャンルを扱う一括買取業者を選ぶのがよいでしょう。
ここで気をつけなければならないのは、一括的な買取業者に関しても、適当に選ばずに、ポリシーで納得のできるところを選択すべきです。
大手チェーン店のように刊行時期や状態重視で買取価格を決め、値が付かない本もあるところや、ISBNコードがついていれば、値が付くように条件を満たせば値が付くところもあります。
おそらく片付け専門のようなところで、かなり低水準の引き取り価格で持っていくだけのところもあるでしょう。
業者のポリシーは、様々ですので、できるだけ有利な条件の業者を探すのが得策です。
また、一括的な買い取り専門店に関しては、専門的で特殊な分野も扱っており、取引の条件のあうところがあれば、一つの業者でも構いません。
業者にコンタクトするタイミングや依頼の手順について
すべての段階で本人が立ち会う必要があるどうかは状況によっても違ってきますが、売却の日を段階的に想定したうえで、業者にコンタクトを取り、段ボールの取り寄せや査定依頼をします。
時期の優先順位としては、まず、高価な買い取り価格が期待できる本を専門的な業者に依頼して、残りを一括的な業者に引き取ってもらうのがよさそうです。
査定で折り合いが付きにくい専門書や特定の高額買取が見込める分野は、できるだけ早めに、それ以外のものは、最後にまとめて多くのジャンルを扱っている業者にまとめてという段取りで実家のご家族や親類等に相談しながら、準備しましょう。
査定を依頼し、結果について納得できなければ、キャンセルして、返品された後、別の業者に見積もりを依頼し、提示金額に納得できた段階で、代金を振り込み等の形で受け取ることにより売却が完了します。