本を売る際に高く買取を行ってもらうためには
たくさんの方法があります。
すべてに共通して言えるのは、本を大切にするということではないでしょうか。
買った本を、汚れた手で読んだり、悪い環境の中で放っておくと
本は傷んでしまいます。
そんな本は、誰も手には取らない。
売れない為に低い評価がされてしまいます。
特に避けた方がいい本の状態に触れていきます。
書き込みと折れ
本に特にあるのが、中に書き込みがされている場合と
ドックイヤーといって、ページなどが折れている場合です。
書き込みは、買って読む人の妨げにもなりますし
本に書いてある情報だけを読みたい人には不快な思いをさせてしまうでしょう。
折れについては、雑な収納の仕方をしていた場合、ページの端が折れたりして、見栄えがいいものではありません。
この2つがある本は買取の値段が10分の1以下になってしまいますので
たとえ、1,000円の価値がある本でも、それだけでたった100円になってしまいます。
とても大きな違いです。
書き込みがすでにされた本や折れが発生した本は改善は難しいですが
これから買っていく本は、将来読まなくなって整理として売ることも考えて
きれいに読んでいき、環境の良いところで整理収納しておきましょう。
変形、反り、曲がり
特に漫画のソフトカバーは非常に変形が起こりやすくなっています。
積み上げた段ボールの下や、荷物の下敷きになったりして
曲がったまま時間が経つとあっというまに変形して原型をとどめることができなくなってしまいます。
日常で本はきちんと本棚にきれいに入れて保管をしてください。
その時に隙間なく、ぎゅうぎゅうに詰めすぎるとまた、変形をきたします。
背表紙が、垂直に見えるように余裕をもって詰めていく必要があります。
入らない場合は、本棚をもう一つ増やすなど対策を行ってください。
シール
古本屋さんで買った本についている値札シールをそのままにしていませんか。
貼ったまま売ると確実に値段は下がります。
そして、時間が経つと剥ぎにくくなってしまったり
シールとそれ以外の場所で色むらが出る場合がありますので
買った時にすぐに剥がしてください。
取った時糊が残った場合は、消しゴムでこすって取るのが効果的な方法です。
印象値を上げる
量が多ければ多いほど、買い取ったすべての本を確認するのは困難です。
細かく見ている暇などないでしょう。
そうした時に、段ボールに入れて持ち込んだ本の中を見ていき
汚い本が次々出てきた時点で、この人は本を雑に扱う人だという印象を鑑定者に与えてしまいます。
逆に、きれいな本ばかりだと信頼できる人だなという印象がつき、高めの値段がつくのです。
機械が鑑定するのではなく、人の目で見ていくのでその人に与える印象値はとても大事なのです。
たくさんの本がある中で、自分の本は高く買い取ってもらえるように日々本は大切に扱いましょう。