カテゴリー: 売る品の状態

  • カビのついた本は買ってもらえません

    日当たりの悪いじめじめした部屋で保管していた本には
    カビが発生してしまいます。
    カビについては、見た目ももちろん良くない上
    衛生上の問題もあり、買取がしてもらえないことも多くあります。
    売りに出した本がこうしたカビによって値段がつけてもらえないということがないように
    なるべく高く買ってもらえるように、本に付いたカビを除去する方法を紹介していきます。

    カビの除去にはエタノール

    カビの胞子は人体にも影響を与えます。
    締め切った部屋でカビ取りを行うのは危険です。
    よって、部屋で行う時は換気を行い、晴れた日は外の日陰に持って行き
    除去作業を行いましょう。
    使うものは、エタノールです。
    エタノールにも、無水エタノールと消毒用エタノールがありますが
    無水エタノールは水を含まず、消毒用エタノールは約30%ほど水を含みます。
    紙に浸透してカビの殺菌に期待できるのは、水分を含む消毒用エタノールです。
    消毒用エタノールをキッチンペーパーに含ませて本のカビがある部分を拭き取ります。
    拭き方は、往復するといっそうカビを広げるだけですので
    一方方向に吹き上げます。
    紙の色が変色したりしないか確認するためにも、最初は文字などがついていない
    小さなカビの部分で行っていくことをおすすめします。
    そして、きれいに拭き取った部分を掃除機で吸い取りますが
    卓上用の小型掃除機があればやりやすいでしょう。

    本のカビを防止する

    カビの済みにくい環境をつくるにはどうしたらいいのでしょうか。
    カビは根絶は難しいですが、減らしていくことはできます。
    カビは普通20℃から30℃の高温の所と、湿度80%の多湿条件下で繁殖していきます。
    ですので、高温になる所での保管は避け、なるべく涼しく風通りの良いところで保管をしてください。
    普段から本棚の清掃を行うとカビが発生しにくくなります。
    カビを除去してなるべく本に高付加価値がつくようにやってみてはいかがでしょうか。

  • 本のお手入れで買取額を上げよう

    本を売る時、ホコリ、汚れ、シミ、臭いなどのある本は捨てなければならないな、
    買取はしてもらえないから、仕方ない捨ててしまおう。
    こんな風にして、諦めていませんか。
    そんな本も、手入れをしてから売ると買取の対象として見てもらえるかもしれません。
    大切にしていた本を捨ててしまうくらいなら
    まずはお手入れをして、古本屋に持っていきお金に変えてみませんか。
    そんな、本のお手入れの方法について紹介します。

    見た目をきれいにする

    外から見て、手に取った時に汚いものはその時点で
    買い取ってもらえません。
    まずは見た目をきれいにしましょう。
    まず、カバーをクロスやワタで拭きます。
    そして、光沢のあるカバーについてはウェットティッシュで拭いた後に
    乾いた布で拭き取るのも効果があります。
    軽い汚れは、消しゴムで落ちることもありますので、軽くこすってみましょう。
    端について汚れや、きつい汚れは綿棒でこすって、少しずつ対応していきます。
    表紙の小さな破れは、和のりをつまようじの先につけて接着します。
    そこから大きな破れにつながらないように、是非行ってください。
    シミについては、家庭用のキッチン漂白剤を使い、ガーゼに染み込ませ
    叩きおこします。
    塩素系漂白剤を使用すると効果がありますので、少しずつ付けて
    行っていったら良いです。
    乾かしながら間をおいたりして、継続していくと取れない
    汚れやシミも取れるかもしれません。
    気を付けなければいけないのが、手入れをやり過ぎてしまうことです。
    過度に薬剤をつけて、別の問題が発生してしまったり
    汚れを取ろうとしてこすり過ぎて傷をつけたり
    破いてしまうこともありますのでくれぐりも気をつけてください。
    生まれ変わった本を買取に出し、買取額アップを目指しませんか。

  • 本の側面の日焼けを取る方法

    本の側面の紙の部分の日焼けはどうすればいいのでしょうか。
    紙ですし、濡らすわけにはいきません。
    長年かけてできたものなので、ちょっとこすっただけでは
    とれそうにもありません。
    傷を無理やりとって傷をつけるのもいけません。
    このまま売ってしまうと、買取も値段が低くなったり
    買取をしてくれない場合もあります。
    そこで、本の側面の日焼けをとる方法をみていきます。

    紙やすりで磨いて取る

    そういった日焼けは、紙やすりを使って磨くと取れるのです。
    紙やすりにもいろいろ種類がありますが
    目の細かいものの方が本を傷めなくて済みます。
    粗さによって数字も異なりますので
    300番台くらいを目安に使います。
    ホームセンタなどで相談してみるといいでしょう。
    紙やすりは何かに巻き付けてこすることによって
    やりやすくなるので、適度な大きさのものを
    選び、本の側面にサイズが合う板などに巻き付けると良いです。
    行う時は、手前から奥にかけてやすりを動かし
    カバーを誤って傷つけてしまわないように
    外してから削ります。
    その後には、細かい削った後のカスが出るかもしれませんので
    柔らかい布などで拭き取っておきます。
    ただし、重度な日焼けには効果がない可能性もありますし
    必要以上に力を加えたために
    傷をつけてしまうかもしれません。
    始めは捨ててもかまわないような本でどの程度
    調整すればいいか試してみましょう。
    そして、新しく買った本も将来売ってしまうことを
    今から考えているのならば、保管の方法にも気を付けていきましょう。
    日向の日差しが強い場所にばかり置いておくと、日焼けを早めてしまいますので
    日陰の湿気がない所を選んで、本棚にきれいに並べ保管するようにしてください。
    買取の際にカバーと同じく見られるのが本の側面ですので、なるべくきれいにして持ち込みをしたいものです。

  • 本は大切に扱いましょう

    本を売る際に高く買取を行ってもらうためには
    たくさんの方法があります。
    すべてに共通して言えるのは、本を大切にするということではないでしょうか。
    買った本を、汚れた手で読んだり、悪い環境の中で放っておくと
    本は傷んでしまいます。
    そんな本は、誰も手には取らない。
    売れない為に低い評価がされてしまいます。
    特に避けた方がいい本の状態に触れていきます。

    書き込みと折れ

    本に特にあるのが、中に書き込みがされている場合と
    ドックイヤーといって、ページなどが折れている場合です。
    書き込みは、買って読む人の妨げにもなりますし
    本に書いてある情報だけを読みたい人には不快な思いをさせてしまうでしょう。
    折れについては、雑な収納の仕方をしていた場合、ページの端が折れたりして、見栄えがいいものではありません。
    この2つがある本は買取の値段が10分の1以下になってしまいますので
    たとえ、1,000円の価値がある本でも、それだけでたった100円になってしまいます。
    とても大きな違いです。
    書き込みがすでにされた本や折れが発生した本は改善は難しいですが
    これから買っていく本は、将来読まなくなって整理として売ることも考えて
    きれいに読んでいき、環境の良いところで整理収納しておきましょう。

    変形、反り、曲がり

    特に漫画のソフトカバーは非常に変形が起こりやすくなっています。
    積み上げた段ボールの下や、荷物の下敷きになったりして
    曲がったまま時間が経つとあっというまに変形して原型をとどめることができなくなってしまいます。
    日常で本はきちんと本棚にきれいに入れて保管をしてください。
    その時に隙間なく、ぎゅうぎゅうに詰めすぎるとまた、変形をきたします。
    背表紙が、垂直に見えるように余裕をもって詰めていく必要があります。
    入らない場合は、本棚をもう一つ増やすなど対策を行ってください。

    シール

    古本屋さんで買った本についている値札シールをそのままにしていませんか。
    貼ったまま売ると確実に値段は下がります。
    そして、時間が経つと剥ぎにくくなってしまったり
    シールとそれ以外の場所で色むらが出る場合がありますので
    買った時にすぐに剥がしてください。
    取った時糊が残った場合は、消しゴムでこすって取るのが効果的な方法です。

    印象値を上げる

    量が多ければ多いほど、買い取ったすべての本を確認するのは困難です。
    細かく見ている暇などないでしょう。
    そうした時に、段ボールに入れて持ち込んだ本の中を見ていき
    汚い本が次々出てきた時点で、この人は本を雑に扱う人だという印象を鑑定者に与えてしまいます。
    逆に、きれいな本ばかりだと信頼できる人だなという印象がつき、高めの値段がつくのです。
    機械が鑑定するのではなく、人の目で見ていくのでその人に与える印象値はとても大事なのです。
    たくさんの本がある中で、自分の本は高く買い取ってもらえるように日々本は大切に扱いましょう。

  • 無臭の本を売ろう

    本についた嫌な臭い、タバコ、カビ臭などがありませんか。
    その状態で買取に出しても、まず値段がつくことはないでしょう。
    店側としても、陳列に困りますしそんな本が本屋さんに並んでいたら
    買いたいと思うでしょうか。
    思いませんよね。
    古本屋さんに出すことも立派なリサイクルです。
    次の利用者のことを考えた本を売っていきたいものです。
    そんな、本についた臭いの取り方を紹介します。

    本についたタバコ臭を除去する

    タバコの臭いをとる方法は、どのご家庭でも用意していただける
    新聞紙です。
    まず新聞紙を消臭したい本よりも大きくカットします。
    これを本のページに挟みこんでいきます。
    全ページだと大変なので、10ページ毎などの感覚で挟み込んでいきます。
    挟み込んだら、本全体を新聞紙で包みます。
    早ければ3日目から効果を実感でき、本のシミ等の対策にも役立ちます。

    本についたカビ臭を除去する

    カビは除去できても、臭いが残っていることがあります。
    臭いが残っているということは、まだ解決には至りません。
    やり方は、ビニール袋にほんと一緒に粉末の重曹を少し入れます。
    そして、しばらくそのままにしておいてください。
    臭いの強弱によって違いますが、たいていは3日間くらいあれば
    消臭の効果が望めるでしょう。
    また、重曹の代用品として、コーヒーのカスも使えます。
    また、本だけではなく、冷蔵庫やクローゼットなど幅広く活用できます。
    作り方は簡単です。
    ペーパードリップのコーヒーカスを洗濯ばさみで吊るし干して
    しっかりと乾かします。
    乾いたなら、不要な空き箱にいれます。
    紙でできたものがよいでしょう。
    それに入れた後、空き箱に穴を開けて消臭したい場所に入れれば終わりです。
    コーヒーには活性炭のような効果があるので
    消臭には便利です。
    期間としては約1か月を目安にしてください。
    持って行く前にもう一度本の点検に合わせて、臭いも確認してみることをおすすめします。